会長あいさつ

会長挨拶新潟は古くから「開け」、北前船で栄えた歴史を持っています。新潟の将来を考えるに、開港後150年の来し方を振り返り、新しきを知り実現するべきだと思います。船の時代は日本海側が大陸への表玄関でしたが、戦後、飛行機の時代に米国との取引がメインになると太平洋側が「表舞台」になりました。

新潟は東京に近いが故に、東京にヒトモノを供出して一極集中が日本経済を支えてきました。地方創生とは、機能と富の偏在を分散させることですが、それだけではサステイナブルでないので、独自の強みを活かして直接海外と交流して自立へシフトすることが必要です。高度成長期の新潟⇔首都圏⇔海外という立ち位置を海外⇔新潟⇔首都圏に転回してハブとして機能することです。

シンガポールは一人当たりGDP52千ドルと富裕な国で、国民は安全安心の食材やいいものへの関心・購買力が高く、よって文化レベルが高く、人口の75%が中華系ですが、親日で日本のいいところへのrespectがあります。

新潟の富寿司さんや三宝さんが人気沸騰です。アルビレックス新潟もシンガポールのプロサッカーリーグに加盟してコミュニティに浸透しています。新潟のポテンシャルは大きいことは想像に難くありません。

シンガポールは自然が少ないので、新潟の自然や温泉、雪、美味しい食事や日本酒は好きになってもらえると思います。ただ、新潟の知名度はまだまだ低い。
どこにあるのか、どうやって行けばいいのか、何を楽しんだらいいのかわからない人が多いということです。新潟に来る切欠を作り実際に来てもらうことが重要です。そのため体験価値を共有共感するイベントを創り、参加してもらおうと思います。

新潟の最も素晴らしい財産はヒトです。神社仏閣見物や買い物だけの観光では、人と触れ合う機会が少なく、新潟の良さを体感できず勿体ないと思います。地元の人とのイベントに参加して触れ合えば、仲間の輪が広がり、リピーターが生まれ、SNSやインスタで拡散して、新潟の良さが世界に広がって行くでしょう。

大学間の交流も需要です。新潟の学生と企業の国際化に繋がります。
延長線上には、アジア企業の誘致で新潟企業との水平分業もでき、アジア学生や労働者も地域の国際化や活性化、雇用増加に貢献して、首都圏を後背地とした新潟に新たな産業を集積し、ハブ化が経済復興を実現するでしょう。

シンガポールとの交流は新たな気づきを新潟に齎すとともに新潟が変わって行く原動力になるものと思います。協会の役割は、会員が共有できる情報のプラットフォームを作り、会員各位の取組を有機的に繋いで戦略的効果的な体系を創ることです。従って、会員各位の主体的自発的発想力と実現力が無ければ、あるべき方向に進みません。会員各位が新潟の将来あるべき姿について真剣に思い、持っているものを持ち寄って、主体的にオール新潟の議論に取り組んで、新潟を変えて行く、そして自らも変わろうとする力の結集が必要です。
そういう熱い思いで、一歩一歩、当協会を進めて参りたい所存です。

会長 渡部 智明

日本シンガポール協会
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