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モスクワの若きフランス人菓子職人:外食業界向けビジネスで成功

 フランス人の青年がモスクワで菓子工房を開き、レストラン向けにスイーツを生産するビジネスを始めた。11月30日付でRBC Dailyが伝えた。
 仏トゥーロン出身で30歳のボドレロ氏は、9年間のモスクワ生活でロシア語を習得した。(中略)同氏は1年前に菓子工房をオープンし、カフェ、航空会社、個人注文主にフランスの伝統的な菓子を届けるビジネスを開始。1年目の売上は約1200万ルーブルだった。
・起業までの道のり
 料理人の家庭で育ち、16歳から菓子職人として働いていたボドレロ氏に転機が訪れたのは、コートダジュールのレストランで働いていた時。(中略)彼の菓子を気に入ったあるロシア人が、自身の所有するモスクワの菓子工房に彼を招いたのだ。(後略)
・モスクワのスイーツサプライヤー需要
 モスクワでは近年、独自デザートメニューを有するカフェやレストランの開店がトレンドになっている。その多くは、コストのかかるスイーツの自家生産をすぐに諦め、小さな菓子工房に外注するようになっている。(後略)
・小売より卸が安定
 ボドレロ氏は自身の小売店は持っていない。(中略)卸の上乗せ率は約20%、小売は70〜100%だが、小売と工房では賃料が10倍も異なる。(後略)
 ロシアでは近年、菓子の個人販売も人気で、地方でも成功例が出ている。(11/30)

 
(週刊ボストーク通信1169号より)




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